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感染症・予防

「うつさない・うつらない」ために、日常でできることを知っておきましょう。
奄美の自然環境ならではの感染リスクについても紹介します。

感染症は、正しい知識と日常的な予防で、多くは防ぐことができます。「かかってから考える」より「知っておく」が、自分と家族を守る第一歩です。

🧼 「まず、これだけ」感染症の基本的な予防方法
🩺 医師・看護師からのひとこと

感染症の予防は、特別な道具がなくてもできます。手洗い・換気・マスクの3つを日常に取り入れるだけで、多くの感染症のリスクをぐっと下げることができます。

🙌 手洗いの基本(6ステップ)
1
流水で手全体をぬらす
石けんをつける前に、まず水で手を湿らせましょう
2
石けんをつけて泡立て、手のひらをこする
液体石けんがおすすめ。固形石けんも十分効果があります
3
手の甲・指の間・爪の間も丁寧にこする
見落としがちな親指・指先・手首も忘れずに
4
流水で十分に洗い流す
石けんが残らないよう、しっかりすすぎましょう
5
清潔なタオルやペーパーで水分を拭き取る
濡れたままだと菌が増えやすくなります

💡 このタイミングで必ず洗いましょう

  • 外から帰ったとき
  • 食事の前・料理をする前
  • トイレの後
  • 咳やくしゃみをした後
  • ゴミを触った後・動物を触った後
🪟 換気のポイント
方法ポイント
1時間に1〜2回、数分間窓を開ける対角線上の窓を開けると空気の流れができる
エアコン使用時も換気を忘れずにエアコンは空気を循環させるだけで、外気を入れるわけではない
人が集まる場所は特に意識して食事・会話が多い場では换気を短い間隔で
😷 マスクの使い方
場面判断の目安
自分が咳・鼻水があるとき周りへの飛沫を防ぐために着用しましょう
医療機関・高齢者施設を訪問するとき感染リスクの高い方を守るために着用を
混雑した場所・閉鎖空間状況に応じて判断しましょう
🏥 「これって病院に行くべき?」受診の目安
🩺 医師・看護師からのひとこと

「病院に行くほどじゃないかな」と我慢してしまうのはよくあることです。でも、早めに受診した方がいい症状があります。目安を知っておくと、判断しやすくなります。

受診の目安
🚨 すぐに受診を
  • 38.5℃以上の高熱が続く
  • 息苦しさ・呼吸困難がある
  • 意識がはっきりしない
  • 水分が全くとれない
  • ひどい頭痛・首が動かしにくい
  • 発疹が急に広がる
  • 子どもがぐったりしている
🌿 様子を見てもよいが、続くなら受診
  • 37.5℃程度の微熱
  • 軽い鼻水・のどの痛み
  • 軽い下痢・腹痛(血便なし)
  • 倦怠感があるが水分がとれる
  • 咳があるが息苦しくない

💡 受診するか迷ったときは
かかりつけの病院や、救急対応している医療機関に電話で問い合わせてみましょう。症状を伝えると、受診の必要性や対応できる科を案内してもらえます。

🧴 「家でできる消毒の基本」正しい消毒の方法
🩺 医師・看護師からのひとこと

消毒薬はたくさん使えばいいわけではありません。正しい濃度・使い方を知っておくと、家庭内での感染拡大をしっかり防げます。

🧪 よく使われる消毒薬の使い分け
消毒薬使いどころ注意点
アルコール(70〜80%)手指・物の表面・ドアノブ・スイッチ類引火性あり。火気に注意。ノロウイルスには効きにくい
次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)ドアノブ・床・トイレ・嘔吐物処理後金属を傷めることがある。肌に直接つけない。換気しながら使う
石けん+流水手洗い全般手指の基本はアルコールより石けん洗いが有効なことも多い
🤢 嘔吐物・下痢の処理方法(ノロウイルスなど)
1
マスク・手袋・ガウン(またはエプロン)を着用する
素手・素顔での処理は絶対に避けましょう
2
嘔吐物をペーパータオルなどで外側から中心に向けて拭き取る
広げないように、内側に包み込むようにして廃棄
3
次亜塩素酸ナトリウム(0.1%)で床を消毒する
市販の塩素系漂白剤(次亜塩素酸ナトリウム5〜6%)を50倍に薄めたもの
4
手袋などを外してビニール袋に入れ、口を縛って廃棄
作業後は必ず石けんで手を洗いましょう

💡 日常の消毒でよくある誤解

  • 「たくさんかければかけるほどいい」→ 適切な濃度が大切。濃すぎても薄すぎても効果が落ちる
  • 「ウイルスには何でも効く」→ ウイルスの種類によって効果のある消毒薬が異なる
  • 「消毒すれば手洗いは不要」→ 手洗いと消毒は組み合わせるのが基本
🌴 「奄美ならでは」知っておきたい島の感染症リスク
🩺 医師・看護師からのひとこと

奄美大島は豊かな自然に恵まれた島ですが、その自然の中には本土では少ない感染リスクも存在します。アウトドアや農作業の前に、ぜひ知っておいてください。

🕷️ マダニによる感染症 草むら・山林に注意

マダニは草むら・山林・畑などに生息しています。咬まれることで、以下の感染症にかかることがあります。

感染症名主な症状
SFTS(重症熱性血小板減少症候群)発熱・嘔吐・下痢・出血症状。致死率が高く、奄美でも報告例あり
日本紅斑熱発熱・発疹・刺し口。早期の抗菌薬治療が重要
⚠️ マダニに咬まれたら、無理に取ろうとせず、早めに医療機関を受診してください。

🛡️ 予防のポイント

  • 草むらや山林に入るときは長袖・長ズボン・長靴を着用
  • 明るい色の服だとマダニを発見しやすい
  • 虫よけスプレー(ディート・イカリジン含有)を使用する
  • 帰宅後は全身をチェックし、シャワーを浴びる
🦟 蚊が媒介する感染症 夏〜秋に特に注意

奄美大島ではヒトスジシマカ(いわゆるヤブ蚊)が多く生息しており、感染症を媒介することがあります。

感染症名主な症状・特徴
デング熱急な高熱・激しい頭痛・関節痛・発疹。輸入例・国内発生例ともに報告あり
日本脳炎発熱・頭痛・意識障害。ワクチンで予防できる

🛡️ 予防のポイント

  • 虫よけスプレーを露出部分に使用する
  • 長袖・長ズボンで肌の露出を減らす
  • 家の周りの水たまりをなくす(ボウフラの発生源をなくす)
  • 日本脳炎ワクチンの接種歴を確認する
💧 レプトスピラ症 川・農作業・台風後に注意

レプトスピラ菌は、感染した動物(ネズミ・イノシシなど)の尿で汚染された水や土から、皮膚の傷口・粘膜を通じて感染します。奄美大島では川での活動や農作業、台風後の浸水地域での作業時に注意が必要です。

  • 主な症状:急な発熱・頭痛・筋肉痛・目の充血など
  • 重症化すると黄疸・腎不全を起こすことがある

🛡️ 予防のポイント

  • 川や水たまりで遊ぶ際は傷口を保護する
  • 農作業・水害復旧作業では長靴・ゴム手袋を着用
  • 台風・大雨後の浸水した水への直接接触を避ける
  • 作業後は必ずシャワーで洗い流す
気になることは、保健室へ

「これって感染症?」「病院に行くべきか迷っている」
そんなときも、気軽に相談してみてください。予約なし・無料です。