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動物・ペット

「猫は室内で飼わなきゃいけないの?」「犬の登録って何をすればいい?」「もし自分が倒れたら、ペットはどうなる?」
大切な家族であるペットと、安心して暮らすための知識をまとめました。

奄美大島は豊かな自然と、希少な野生動物が共存する島です。ペットとの暮らしを守ることは、島の生態系を守ることにもつながっています。知っておくと、ペットも人も、島の自然も、みんなが安心できます。

🐱 「猫は室内で飼わなきゃいけないの?」
🐾 薬剤師・保健師からのひとこと

奄美大島では、飼い猫が外に出てノネコ(野生化した猫)になることが、希少な野鳥や生き物への深刻な脅威になっています。大切な猫を守るためにも、島の自然を守るためにも、室内飼育はとても大切なことです。

📋 奄美市の条例で決まっていること
内容詳細
室内飼育が基本飼い猫を外に出さないことが原則。外飼いは条例違反になる場合があります
マイクロチップの装着迷子や事故の際に飼い主を特定できます。費用は全額助成されます
不妊・去勢手術望まない繁殖を防ぎます。費用の一部が助成されます
5匹以上の飼養5匹以上飼う場合は市への届け出・許可が必要です
野良猫への餌やり無許可での餌やりは条例で禁止されています
💡 マイクロチップと助成金の使い方

マイクロチップは動物病院で装着できます。費用は奄美市が全額助成しており、実質無料で手続きができます。不妊・去勢手術も助成対象です。

  • 問い合わせ先:奄美市役所 世界自然遺産課
  • 動物病院でも手続き可能です
🦠 「外飼いって、人間にも何か影響があるの?」
🐾 薬剤師・保健師からのひとこと

ペットの外飼いは、動物自身の安全だけでなく、人間への感染症リスクにもつながります。特に奄美はマダニが多い環境です。知っておくことで、ペットも自分も守れます。

⚠️ ペットの外飼いで起こりうる感染症
感染症感染経路・リスク
猫ひっかき病猫に引っかかれることで感染。リンパ節の腫れ、発熱などが起きることがある
トキソプラズマ猫の糞に含まれる寄生虫。妊婦さんは特に注意が必要
パスツレラ症犬・猫に噛まれたり舐められたりして感染。傷が化膿する場合がある
SFTS(重症熱性血小板減少症候群)マダニに刺された動物を触ることで感染することがある。致死率が高い感染症
Q熱猫・犬・牛などから感染する細菌性疾患。発熱・倦怠感が続くことがある
🌿 奄美はマダニに注意が必要な地域です

奄美大島はSFTSを媒介するマダニの生息数が多い地域です。外に出たペットがマダニをつけて帰ってくることがあります。

  • 外から帰ったペットは全身を確認する習慣を
  • ペット用のマダニ予防薬(動物病院で処方)が効果的です
  • マダニを発見しても素手で取らず、動物病院や保健所に相談を

※動物から人への感染症を「人畜共通感染症(ズーノーシス)」といいます。疑わしい症状がある場合は、かかりつけ医または保健所に相談してください。

🐕 「犬を飼うとき、登録ってどうすればいい?」
🐾 薬剤師・保健師からのひとこと

犬の登録と狂犬病予防注射は、法律で義務づけられています。「面倒だから」と後回しにしてしまいがちですが、ご近所や社会全体を守るための大切な義務です。手続きは思ったより簡単ですよ。

📋 やること一覧
手続きタイミング費用
犬の登録生後90日を過ぎたら(生涯1回)3,000円(転入で登録済みの場合は無料)
狂犬病予防注射毎年1回(生後91日以上)約3,400円(注射+注射済票)
💡 手続きの場所
  • 犬の登録:市役所 世界自然遺産課、各総合支所、または動物病院で手続きできます
  • 狂犬病予防注射:かかりつけの動物病院(個別接種)、または年2回開催される集合注射で接種できます
  • 登録すると鑑札が交付され、注射後は注射済票が発行されます。どちらも犬に装着する義務があります

⚠️ 飼い犬が人を噛んだ場合
保健所への報告義務があります。隠さずに速やかに連絡してください。狂犬病は発症すると致死率がほぼ100%の非常に危険な感染症です。予防接種は飼い主の責任です。

🪪 「もし自分が急に倒れたら、ペットはどうなるの?」
🐾 薬剤師・保健師からのひとこと

一人暮らしの方や高齢の方から「自分に何かあったらペットが心配」という声をよく聞きます。元気なうちに「もしも」の備えをしておくことが、ペットを守る最大の愛情です。

📝 今すぐできる備え
備えること内容
預け先を決めておく家族・友人・知人の中で、万一の時にペットを引き受けてくれる人を事前に相談しておく
ペット情報カードを作るペットの名前・年齢・病歴・ワクチン接種歴・かかりつけ病院・性格・好きなもの などをまとめたカードを財布や玄関に入れておく
遺言書・エンディングノートに記載ペットの今後の世話を誰に頼むか、費用はどうするかを明記しておく
緊急連絡先の共有ペットを知っている人(近所の方など)に、緊急時の連絡先を伝えておく
🪪 ペット情報カードに書いておくこと
  • ペットの名前・種類・年齢・性別
  • ワクチン接種歴・持病・服用中の薬
  • かかりつけ動物病院の名前と電話番号
  • 食事の内容・量・回数
  • 性格や注意事項(怖がりなど)
  • 緊急時の預け先の名前・連絡先

※カードは財布の中・玄関の目立つ場所・冷蔵庫のドアなど、見つけやすい場所に置いておきましょう。

🤝 大切な命、責任を持って一緒に過ごしましょう
🐾 薬剤師・保健師からのひとこと

ペットを迎えることは、その命が尽きるまで寄り添うという約束です。「かわいいから飼いたい」という気持ちはとても大切ですが、その先にある責任についても、一緒に考えてみてください。

📋 飼い始める前に確認しておきたいこと
確認事項考えてみてほしいこと
終生飼育ができるか犬は10〜15年、猫は15〜20年生きることもあります。最後まで一緒にいられる環境かどうかを考えましょう
医療費の準備病気・ケガのときの治療費は予想以上にかかることがあります。日頃から貯蓄で備えておきましょう
生活環境の変化への対応引越し・結婚・出産・転勤などの変化があっても、一緒に生活を続けられるか確認しておきましょう
家族全員の同意一人だけが「飼いたい」と思っていても、世話をするのは家族全員です。必ず事前に話し合いましょう
🔄 やむを得ない場合の選択肢

どうしても飼い続けることが難しくなったとき、「捨てる」という選択肢はありません。次の方法を検討してください。

  • 信頼できる人への譲渡:知人・友人に引き受けてもらえるか相談する
  • 里親探し:NPOやボランティア団体が里親のマッチングを支援しています
  • 動物愛護センターへの相談:鹿児島県の動物愛護センターに相談することができます
  • かかりつけ動物病院への相談:譲渡先のネットワークを持っている場合があります

⚠️ 遺棄は犯罪です
動物の遺棄・虐待は動物愛護管理法により罰せられます(遺棄は1年以下の懲役または100万円以下の罰金)。「もう飼えない」と思ったら、まず相談してください。

📞 「困ったとき、どこに相談すればいい?」
🐾 薬剤師・保健師からのひとこと

ペットのことで困ったとき、どこに相談すればいいかわからない方も多いです。行政の窓口は思ったより身近にあります。遠慮せず相談してください。

📍 相談窓口一覧
🏛 奄美市役所 世界自然遺産課
猫の飼養条例・マイクロチップ助成・犬の登録に関する手続き
奄美市役所(本庁舎)
🏛 奄美市役所 環境対策課
犬の登録・狂犬病予防注射・迷子犬の届け出など
奄美市役所(本庁舎)
🏥 かかりつけ動物病院
ワクチン・マイクロチップ装着・健康相談・マダニ予防など
お近くの動物病院へ
🦠 奄美保健所(鹿児島県大島保健所)
動物由来感染症(人畜共通感染症)の相談・犬に噛まれた場合の報告
鹿児島県大島保健所
もっと詳しく聞きたいときは、保健室へ

「うちの場合はどうすればいい?」という疑問も、気軽に相談してください。
予約なし・無料です。